トヨックス(富山県黒部市、中西誠社長)は、バイオマス原料を使用した工場設備配管用「トヨバイオプロホース(TBP型)」を5月22日より新発売する。
同商品はホースの外管に天然資源(植物)由来原料を使用し、地球環境保護を考えた次世代の耐圧樹脂ホースとなる。天然資源由来原料を使用しながらも当社従来品と比べホース性能は同等であり、水・油・薬品・エアなど、様々な流体に対応が可能だ。※一般社団法人日本有機資源協会、バイオマス度15%認定商品(認定番号:220384)となっている。
従来の石油資源由来の原料を使用したホースに比べ、天然資源由来の原料を使用した同ホースはカーボンニュートラルの観点から廃棄時の温室効果ガス排出低減効果のある商品である。
トヨバイオプロホースは、内径15ミリ、19ミリ、25ミリの3サイズを品揃えする。使用圧力は0~1・0MPa( 23度℃)で、使用温度範囲はマイナス5~60℃と、当社従来品(トヨロンホースTR型)と同等となっている。ホースの透明性が高く流体の確認が容易にでき、流体が接するホース内管部分もトヨロンホースと同様優れた耐油性を誇る。また柔軟性も高いため、使用現場での配管作業や取り扱いも良好に作業ができる。
同社では、2020年より「持続可能な開発目標(SDGs)」の取り組みを強化しており、省エネルギー商品や低環境負荷型商品の開発、生産原料のリサイクル化にも注力している。
今回の天然資源由来原料を使用した商品の発売により、環境・脱炭素対策へ取り組む企業やSBT認証企業への宣伝活動を加速する。また、トヨックス製専用継手「トヨコネクタ」との併用により、継手部分の漏れ・抜け防止、省エネ効果も高く、継手の再利用も容易となっていることから、脱炭素社会の実現に向けた環境負荷も少ない「省エネルギー化の推進」に貢献できるものと考えている。