旭化成が製造販売するポリアミド(PA)66樹脂「レオナ」は、アジポニトリルやヘキサメチレンジアミン、アジピン酸など原料から、PAポリマーまで一貫生産する点を強みとしている。自社工場で原料からPA66を生産し重合するのは国内メーカーでは同社のみ。21年に米国テキサス州で大寒波が発生し、原料各社がフォースマジュール(不可抗力)宣言を実施し供給不足に陥った際も、「安定供給体制を敷いたことで、マーケットやお客様から信頼を深めた」(同社)。
22年度のレオナの出荷数量は前年度を下回るも、好調だった前年度の流れを引き継ぎ、重合プラント
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