東レとリバネスは5月19日、小学校3~5年生を対象とした夏休みの体験型教室「青空サイエンス教室2023」を宿泊型野外教室(8月3日~4日)と、オンライン教室(8月11日)にて開催すると発表した。
この教室への参加者の募集を、2023年5月19日に開始する。
「青空サイエンス教室」は、子どもたちが理科を好きになるきっかけの場となることを目指し、小学校3〜5年生を対象に、自然の中での「遊び」を通して楽しみながら理科の原理を学んでいただくための夏休み企画となる。
2015年からスタートしたこの企画は、変わりゆく社会の変化やコロナ禍においても、子どもたちの「学びをとめない」ため、開催形態を変えながら、より魅力的なコンテンツにアップデートしてきた。
コロナ禍の2021年はオンライン教室のみの開催、2022年は日帰りの野外教室とオンライン教室の組み合わせと、開催形態を模索しながら継続してきた。今年は、4年ぶりに宿泊型を復活させ、1泊2日の宿泊型野外教室と多くの子どもたちが参加可能なオンライン教室を開催する。
8月3日~4日の宿泊型野外教室では河口湖の大自然のなかで、思いっきり楽しみながらサイエンスの面白さを体験してもらう。水浄化実験やロケット開発など理科が好きになるきっかけとなる楽しいプログラムを通して、人と自然との深い関わりも感じることのできる内容となっている。
8月11日のオンライン教室は、事前に実験キットを送付し、全国どこからでも参加可能なプログラムとなる。
宿泊型野外教室の開催日時は、2023年8月3日〜8月4日、応募期間は、2023年5月19日10:00~6月11日23:59、応募対象は、日本国内にお住まいの小学校3~5年生の児童、募集人数は40名(最少催行人数20名)、参加費用は1名当たり、1万5000円(税込)となる。
旅行代金に含まれるものは、プログラム体験代、1泊4食付キャンププログラムに必要な備品代(食材、料理器具一式レンタル)、バス代(有料道路、乗務員代含む)、施設使用料となる。
プログラム内容は、水浄化実験、カラフルパレット作り、自分だけのオリジナルロケットを開発しよう!、星空観察、モリモリ探検、プレゼンテーション大会となる。
オンライン教室の開催日時は、2023年8月11日12:30~16:30、応募期間は、2023年5月19日10:00~ 6月11日23:59、募集人数は、200名(応募者多数の場合は抽選となる)、参加方法は、WEB会議システム「Zoom」を使用したオンライン授業、応募対象は、日本国内にお住まいの小学校3~5年生の児童、参加費用は無料となる。
プログラム内容は、ふしぎな布で水をあやつる水ダンス実験、植物の進化をヒントにひこうき開発タネヒコーキ実験、七色をつくりだすきらきら分光実験となる。
「青空サイエンス教室」は、子どもたちが理科を好きになるきっかけの場となることを目指し、小学校3~5年生を対象に、自然の中での「遊び」を通して楽しみながら理科の原理を学んでいただくための夏休み企画となる。
大自然を教材に子どもたちのどうして?なんで?をかき立てる好奇心育成コンテンツが盛りだくさんな体験型教室であるこの取り組みは、いつもと違う青空の下で、子どもたちが心の底から理科を好きになるきっかけづくりをお手伝いする。
「青空サイエンス教室」全行程には、リバネスより、子ども向けサイエンスプログラム運営に精通した「サイエンスブリッジコミュニケーター」が同行し、子どもたちに自然体験を通して理科の楽しさを体感してもらうことで、自ら考える力を身に着けることができる内容となっている。
オンライン教室では、予め配付した実験キットを元に様々な理科実験を行い、実験授業を通して身近に隠れている「サイエンス」を発見し、遊びながら「サイエンス」の楽しさや面白さを体験できる内容となる。
近年、日本では子どもたちの理科への興味・関心・学力の低下や、国民全体の科学技術知識の低下、若者の進路選択時の理工系離れといった「理科離れ」が進んでいると言われている。
この「理科離れ」により、将来の研究者や技術者が育たず、日本の技術力の低下やものづくりの基盤が危うくなるといった課題が問題視されている。
このような状況をうけ、東レでは従来から行っている出張授業などの理科教育支援活動に加えて、宿泊体験型のプログラムとして「青空サイエンス教室」を提案し、JTB、リバネスらとともに企画・開催してきた。
このプログラムを通じて、小学生のうちから理科に興味を持って取り組む環境づくりをすることで、その後の理科離れの改善、次世代を担う人材の育成を目指す。