ダイセルは5月18日、産官学の協働を通じたカーボンニュートラル社会の実現に向けて、2023年度より本格稼働する経済産業省の「GXリーグ」に参画したと発表した。
同社グループは、長期ビジョン「DAICEL VISION 4・0」において「循環型社会構築への貢献」をゴールと定め、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、2018年度を基準年度として、2030年度の温室効果ガス(GHG)排出量を50%削減する中長期目標を掲げ、「ダイセル式生産革新」をベースとした「自律型生産システム」による生産プロセスの最適化、革新的技術の開発およびクリーンエネルギーの導入に取り組んでいる。
また、この考え方や手法を、DXを駆使してサプライチェーン全体に拡大することで、自社を超えた生産プロセス全体で省エネルギーやGHG排出削減を進めることを提唱している。さらに、一次産業と二次産業の共創循環により、永続的な産業生態系を実現するバイオマスバリューチェーンの構築などを通じて、バリューチェーン全体の脱炭素化を目指している。
今般、2050年カーボンニュートラル実現に向けて、GX(グリーントランスフォーメーション)に挑戦する企業が政府・教育機関、金融機関と協働する仕組みである「GXリーグ」と、同社グループの活動の方向性が合致することから、「GXリーグ」に参画することを決定した。
今後も同社グループは、バリューチェーン全体の環境負荷低減を通じて、カーボンニュートラルをはじめとする持続可能な地球環境の実現に貢献していく。
2023年05月22日