日精樹脂工業の23年3月期業績は、売上高が522億500万円で前年同期比7・1%増、営業利益26億8200万円で同4・0%増、経常利益は24億2700万円で同17・4%減、当期純利益は18億3500万円で同31・5%減となった。
製品別売上高をみると、
主力である射出成形機の売上高は399億300万円で同5・0%増となったほか、周辺機器の売上高は23億2100万円で同13・8%増、部品の売上高は76億8000万円で同15・7%増、金型等の売上高は23億円で同11・6%増となった。
地域別では、日本の売上高(外部顧客への売上高)は162億9000万円で同1・2%減、セグメント利益は31億1400万円で同70・2%増となった。原材料および資源価格の上昇、部材不足等の影響があったが、大型機、特殊機の営業を強化したことなどから減収増益となった。
欧米地域の売上高(同)は245億3800万円で同期比37・2%増、セグメント利益は9億5800万円で同97・2%増となった。米国において、景気の後退および金利上昇等を背景に厳しい経営環境であったが、米国子会社の決算期の変更による影響もあり増収増益だった。
アジア地域の売上高(同)は113億7600万円で同20.8%減、セグメント利益は4億8900万円で同39・8%減となった。
24年3月期連結業績見通しは、売上高が460億円で同11・9%減、営業利益は12億円で同55・3%減、経常利益は13億円で同46・5%減、当期純利益は9億円で同51・0%減を予想している。
2023年05月21日