カワタの23年3月期業績は、売上高が188億2600万円で前期比2・4%増、営業利益は6億3800万円で同16・0%減、経常利益は8億1300万円で同10・0%減、当期純利益は3億5100万円で同35・0%減となった。
日本の売上高は128億4700万円で同15・8%増。営業利益は6億6600万円で同0・3%減となった。電気自動車(EV)向けのリチウムイオン電池関連の受注が引き続き堅調に推移した。
東アジアの売上高は54億3000万円で同16・4%減、営業利益は7600万円同40・8%減となった。前期に引き続き電気自動車(EV)向けのリチウムイオン電池関連並びにスマホ・VR用レンズ関連の受注は堅調に推移したものの、上海市のロックダウンに伴う2ヶ月強に亘る工場操業停止時の売上高減少をカバーするには至らず、減収減益だった。
東南アジアの売上高は18億6100万円で同4・5%増、営業利益は2200万円で同4・0%増となった。
北中米の売上高は1億9100万円で同11.7%減、営業損失は1億800万円(前年同期は7800万円の営業損失)となった。北中米では中米では自動車関連を中心とした需要は回復しつつあるものの、設備投資の回復までは至らなかった。
24年3月期の連結業績予想は売上高が242億円で前期比28・5%増、営業利益が12億8000万円で同100・4%増、経常利益が12億5000万円で同53・6%増、当期純利益が9億3000万円で同164・7%増を見込んでいる。