三菱ケミカルグループは5月22日、世界経済フォーラム(WEF)の低炭素排出技術イニシアチブ(LCET)から発足したプラスチックリサイクル共同研究開発プロジェクト「R&D Hub for Plastic Waste Processing」(R&D Hub)の本格始動に向け、2023年4月にオランダの独立研究機関TNOと研究開発の連携協定を締結したと発表した。
同社グループはR&D Hubの日本唯一の設立メンバーとなる。
R&D HubはLCETの会員企業である世界的な化学メーカー7社(同社グループ・BASF・Covestro・Dow・SABIC・Solvay・LyondellBasell)と TNOによる共同研究開発プロジェクトとなる。
このプロジェクトは、ネットゼロの達成および循環型社会の実現に向けて企業横断でグローバルに連携し、共同で研究開発を行う、化学業界における世界初の取り組み。このたびの連携協定のもと、二酸化炭素の排出量低減と、プラスチックの高いリサイクル性を両立さ せる新技術の開発を目指し、2023年後半に最初の研究開発プロジェクトを開始する予定となる。
同社グループは今後も、ネットゼロの達成と持続可能な成長の実現に向け、革新的なソリュ ーションを提供していく。
2023年05月23日