ポリプラスチックスは5月23日、SARPEK PEK(ポリエーテルケトン)事業を2023年4月より開始したことを発表した。
SARPEK PEKは結晶性スーパーエンジニアリングプラスチック(スーパーエンプラ)のポートフォリオ上位に位置するエンジニアリングプラスチック。PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)と同じ骨格を有する樹脂で、結晶化速度が速く高い成形効率が期待できる。
従来、結晶性スーパーエンプラでは不可能だったような過酷な環境下での金属を代替しうる高耐熱・高強度の新材料で、耐久性が求められるような箇所のバネやギア、ねじ等の機械要素部品に好適。今回の事業開始に伴い、非強化、ガラス繊維強化、カーボン繊維強化3種類の計6グレードを上市する。
なお、日本国外での販売開始は2023年10月を予定し、金属から樹脂への置き換えニーズなど、それぞれの用途に応じて提案していく、としている。
2023年05月24日