タイヤリサイクル・再生ゴム特集 村岡ゴム工業 生産合理化プロジェクト発足へ 電力・原材料コスト高対応で

2023年06月20日

ゴムタイムス社

 日本再生ゴム工業会がまとめた22年(1~12月)国内の再生ゴム生産・出荷は、生産が1万4785tで前年比3.9%減、出荷が1万4353tで同5.2%減となり、コロナ禍前の2019年に記録した生産・出荷1万5000t台までには回復していない状況となっている。

 その厳しい環境下、国内の再生ゴム業界で高いシェアを占める村岡ゴム工業(千葉県市川市、村岡良亮社長)の上半期(22年10月~23年3月)を振り返ると、需要の約7割を占めるタイヤ向けの出荷数量は自動車メーカー減産の影響から、タイヤメーカーの下半期(22年6~12月)の動きが鈍いため、トラック・バスタイヤ向け及び乗用車タイヤ向けは減少した。その中でも鉱山・運搬用タイヤ向けは引き続き堅調に推移しているという。またタイヤ向け以外の工業用品・自動車部品向けは、ゴム板メーカー向けが市場低迷により在庫調整目的の減産を実施した影響を受け

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