TBMは5月16日、世界100ヵ国以上で事業を展開する通貨処理機メーカーであるグローリー社と石灰石を主原料とする「ライメックスシート」を使用した投票用紙「LXコート」(特許出願済み)を共同開発したことを発表した。本製品は、2023年8月1日よりグローリー公式通販ストアALMOTT(アルモット)にて販売予定。
ライメックスシートは、一般的な合成紙と比較し、石油由来プラスチック使用量やCO2を含む温室効果ガス排出量を削減することができる。また、紙と比較し、製品の原料に木材パルプを一切使用せず、製造時の水使用量を大幅に削減できるため、森林と水資源の保全に貢献できる。今回、同社がライメックスの素材開発で培った特殊な加工技術と、グローリーの認識・識別技術を組み合わせることで、既存の集計機で計測可能な投票用紙「LXコート」を開発した。一般的な紙と比べて高い耐久性を兼ね備えているため、折り目が付きにくく、投票用紙を折り曲げて投函しても箱の中で直ぐに元通りに開くため、開票作業がスムーズに行える。「LXコート」は、17色のバリエーションがあり、複数の選挙を同時に行う際にも有効。今後はグローリーと連携し、保管期間を満了した使用後の「LXコート」を回収・再資源化を行うマテリアルリサイクルを推進していく。
2023年05月31日