UBEは5月30日、「銅炭素複合材料による次世代オプトエレクトロニクスデバイスの放熱設計の展開」で、第19回「JPCA賞(アワード)」を受賞したと発表した。同社単独では初めての受賞となる。
今回の同社受賞の「銅炭素複合材料による次世代オプトエレクトロニクスデバイスの放熱設計の展開」では、電子部品の発熱対策として、研究開発本部が開発をした「銅炭素複合材料」を紹介している。同材料を様々な光デバイスに用いることで、新しい熱マネージメントシステムが可能となることを期待している。
応募のあった発表内容の「独創性(独自性・オリジナリティ)」、「産業界での発展性・将来性」、「信頼性」、「時世の適合性」を審査基準として、学術界、電子回路業界、専門誌編集者等有識者で構成するJPCA賞(アワード)選考委員会によって厳正な審議を行い、電子回路技術及び産業の進歩発展に顕著な製品・技術への表彰制度として 2005年より実施されている。
2023年は6件が「第19回 JPCA 賞(アワード)」として選出された。同社社受賞理由は、低コスト化の課題はあるが、パワー半導体などでの高放熱実装を実現する一手法として期待されるためとしている。
主な用途は、電子部品全般(光デバイス、パワーデバイス、通信部品など)の放熱用途となる。
2023年06月01日