横浜ゴムが新車装着 新型EVセダン「bZ3」に

2023年06月06日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムは6月5日、一汽トヨタ自動車が中国で発売した新型EVセダン「bZ3」の新車装着(OE)用タイヤとして、2023年2月より「BluEarth-GT AE51(ブルーアース・ジーティー・エーイー51)」の納入を開始したと発表した。
 装着サイズは215/65R16 98Hと225/50R18 95V。「bZ3」はトヨタ自動車と比亜迪股份(BYD)が合弁で設立したBYD TOYOTA EV TECHNOLOGY カンパニーと一汽トヨタにより共同開発した。
 「ブルーアース・ジーティー・エーイー51」は「BluEarth」の基盤設計や材料技術を採用し、走行性能、快適性能、環境性能の全てに優れる、高いグランドツーリング性能を持ったタイヤとなる。今回新車装着した「ブルーアース・ジーティー・エーイー51」は高剛性カバー材を採用することで、高い静粛性と操縦安定性を両立するとともに、低発熱コンパウンドの採用により転がり抵抗を低減。さらに構造にチューニングを施すことで高い乗心地性能も実現している。
 同社は2021年度から2023年度までの中期経営計画「YX2023」のタイヤ消費財事業において、高付加価値商品の主力であるグローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVAN(アドバン)」、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「GEOLANDAR(ジオランダー)」、そして「ウィンタータイヤ」の販売構成比率最大化を掲げ、「アドバン」および「ジオランダー」の新車装着拡大と補修市場でのリターン販売強化に取り組んでいる。
 そのため、新車装着では高い技術が求められるEVへの納入を強化するとともに、そのフィードバックを市販用タイヤの開発に活かし、時代の変化に対応した商品ラインアップの拡充および各商品の性能向上を図っている。

ブルーアース・ジーティー・エーイー51

ブルーアース・ジーティー・エーイー51

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