ブリヂストンは6月5日、タイトルスポンサー10周年を迎える今年の「2023 Bridgestone World Solar Challenge(以下BWSC)」において、新たなプレミアムを創造する商品設計基盤技術「ENLITEN(エンライトン)」を搭載したタイヤを同社過去最大35チームへ供給することを発表した。
BWSCは、2年に1度開催されている、オーストラリアのダーウィンからアデレードまで3000キロを走破する世界最高峰のソーラーカーレース。太陽光を動力源として使用するソーラーカーの技術的な革新と、若手エンジニアの育成を目的として掲げている。今年のBWSCは、10月22日~29日に開催される。
同社は、サステナビリティを経営の中核に据え、ビジョン「2050年 サステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供している会社」へ向けて、サステナブルなグローバルモータースポーツ活動を新たな形で進化させ、持続可能なモビリティ社会、モータースポーツ文化の発展を支えるとともに同社ブランドをサステナブルなグローバルプレミアムブランドとして構築していくことに挑戦している。「極限」の条件がタイヤに求められるモータースポーツ活動を通じて、カーボンニュートラル化やサーキュラーエコノミーの実現へ向けた取り組みについても加速し、2013年からタイトルスポンサーを務めているBWSCを2031年大会までサポートする。
同社は、企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」で掲げる、「Energy:カーボンニュートラルなモビリティ社会の実現を支えることにコミットする」、「Emotion:心動かすモビリティ体験を支えることにコミットする」を具現化するモータースポーツ活動としてBWSCを位置付けており、グローバルかつ多様性に富んだ将来を担う若いエンジニアと共に、持続可能なモビリティ発展に寄与する革新技術を生み出すことに挑戦し、「走るわくわく」を提供し続ける。
BWSCに加えて、サステナブルなモータースポーツ活動としては、本年から国際自動車連盟(FIA)のゼロエミッション車(BEV、FCV)の電費効率を競う競技「Bridgestone FIA ecoRally Cup」のオフィシャルパートナーとして参画した。 また、同社のモータースポーツ活動が評価され、FIAのグローバルモータースポーツ、モビリティステークホルダーを対象とした環境マネジメントプログラム「FIA環境認証プログラム」において、最高位である3つ星を獲得した。
同社は、サステナブルなグローバルモータースポーツ活動を強化し、安心・安全で楽しいクルマ文化、モータースポーツ文化の発展に貢献していく。
2023年06月06日