日本ゴム工業会は6月2日、経団連会館で第29回幹事会を開催した。冒頭、挨拶に立った清水隆史会長(TOYO TIRE社長)は「我々ゴム業界に関連の深い自動車生産は半導体部材の不足感が緩和し、統計的には前年を上回っているものの、本格回復には至っていない。その中で、ゴム製品は皆さまの努力もあり、出荷金額は前年水準を上回っているが、生産量をみるとタイヤ、ベルトなど前年を下回るものも少なくない。さらに原材料価格の高止まりや運送費、人材費の高騰など目の前に対応すべき課題が山積している」と述べた。その上で、清水会長は「こうした課題に対応しつつも