横浜ゴムは6月12日、同社のグローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVAN(アドバン)」装着車が、6月3日~4日に三重県の鈴鹿サーキットで開催された国内最高峰のツーリングカーレース「2023 AUTOBACS SUPER GT」第3戦のGT500クラスで優勝したと発表した。
「アドバン」45周年となる本年のテーマに掲げた「アドバン」最大化への挑戦「ADVAN CHALLENGE」において、目標としていたGT500クラスでの悲願の一勝を果たし、「アドバン」はその高い性能で勝利を支えた。
優勝したのはTGR TEAM WedsSport BANDOHの「WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資選手/阪口晴南選手)」となる。
予選で2位を獲得した「WedsSport ADVAN GR Supra」は決勝でトップ争いを繰り広げ、GT500クラスの全車が1回目のピットを終了した時点で首位へと浮上した。後半も盤石のレース運びを展開したが、46周目に2回目のピット作業を終えたところでアクシデントにより赤旗が提示され58周でレースが終了。
最終的に「WedsSport ADVAN GR Supra」の勝利が確定した。
「SUPER GT」の中でもメーカーのワークス勢が多く参戦するGT500クラスは、ハイレベルな戦いが繰り広げられる熾烈なタイヤコンペティションレース。
同社は「アドバン」の優れた性能とブランド力を訴求するため、同クラスや「ニュルブルクリンク24時間レース」など世界的なレースでの勝利を目指し、チームと共に常にチャレンジャーとして挑み続けている。
昨年のGT500では8戦中5戦でポールポジションを獲得し「アドバン」の優れた走行性能を示したが、今回、決勝レースでも勝利することでさらに進化した「アドバン」の強さをアピールした。
同社は2021年度から2023年度までの中期経営計画「YX2023」のタイヤ消費財事業において高付加価値商品の主力であるグローバルフラッグシップタイヤブランド「アドバン」、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「GEOLANDAR(ジオランダー)」、そして「ウィンタータイヤ」の販売構成比率最大化を掲げている。
その中で、モータースポーツ活動を技術開発および「アドバン」「ジオランダー」ブランド強化の場と位置付け、トップカテゴリーからグラスルーツカテゴリーまで国内外の多岐にわたるモータースポーツ競技に参戦している。2023年のSUPER GTではGT500クラスで2台、GT300クラスで計16台にタイヤを供給している。
2023年06月13日