出光クレイバレーを吸収合併 出光興産、機能化学品事業強化

2023年06月14日

ゴムタイムス社

 出光興産は年6月13日、同日開催の取締役会において、2023年10月1日を効力発生日として、完全子会社である出光クレイバレーを吸収合併することを決議したと発表した。
 出光クレイバレーは、1985年に同社とクレイバレーとの合弁会社として設立され(設立当時の商号:出光アーコ株式会社)、2023年5月、同社は、クレイバレー社から同社の保有する出光クレイバレーの全株式を譲り受け、出光クレイバレーを完全子会社とした。
 出光クレイバレーは、これまで耐水性、電気特性、低温強度に優れる液状ゴムを製造販売し、幅広い産業に製品を提供してきたが、今般、同社の機能化学品事業における中期戦略に鑑み、出光クレイバレーを吸収合併することが、同社の事業をさらに成長・発展させ、同社の企業価値向上に資するものと判断した。
 契約締結の承認に係る同社の取締役会決議は2023年6月13日で、契約締結は2023年7月3日、効力発生日は2023年10月1日を予定している。同社を吸収合併存続会社、出光クレイバレーを吸収合併消滅会社とする簡易吸収合併とし、本吸収合併による対価の割当てはなく、消滅会社の新株予約権及び新株予約権付社債に関する取扱いについては該当事項はない。
 現時点において、本吸収合併による同社の名称、所在地、代表者の役職・氏名、事業内容、資本金及び決算期の変更は予定されておらず、本吸収合併による連結業績への影響は軽微であるとしている。

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