住友理工、発明奨励賞受賞 体動センサー「モニライフ」

2023年06月21日

ゴムタイムス社

 住友理工は6月20日、愛知県発明協会が主催する「令和5年度愛知発明表彰」で同社の柔軟圧電体動センサー「モニライフ」が発明奨励賞を受賞したと発表した。
 愛知発明表彰は、愛知県内における発明の奨励・振興を図ることを目的に、県内で優秀な発明をした方々を表彰する事業として、同協会が1980年度(昭和55年度)から実施している。
 同社は技術者の開発意欲向上や固有技術のPRを目的に同表彰に応募しており、令和2年度の窓用高透明遮熱・断熱フィルム「リフレシャイン」(発明奨励賞)、前回の薄膜高断熱材「ファインシュライト」(愛知発明賞)に続き、今回、発明奨励賞(他 2 社)を受賞した。
 同製品は、同社独自開発のSRセンサを応用しており、圧電効果による高感度を維持しつつ、柔軟で伸縮可能なセンサーであることが特長。これによって、測定対象者に違和感によるストレスを与えることなく、心拍、呼吸由来のわずかな体動に基づく生体情報を検出することが可能となっている。
 「モニライフ」の商標名、医療機器および非医療機器として製品展開しており、これまでに、同製品を用いて、在宅療養中の心不全患者の重症化検知の検討のほか、ホテル宿泊者への睡眠解析サービスなどにも活用している。
 同社グループでは、経営 Vision における「2029年のありたい姿」として「理工のチカラを起点に、社会課題の解決に向けてソリューションを提供し続ける、リーディングカンパニー」を掲げており、さらなる技術開発を通じて、より良い社会環境の実現に貢献していく。

モニライフ

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