ネクセンタイヤジャパンは6月21日、オールシーズンタイヤ「N-blue 4season(エヌブルー4シーズン)」に新たに軽自動車、コンパクトカー向けサイズを追加し、7月1日より順次発売すると発表した。
発売サイズは165/55R15 75T、165/70R14 85T XLの2サイズで価格はオープン価格となっている。
オールシーズンタイヤは、乾燥路面や濡れた路面に適した夏タイヤと、雪の上や凍結路面に対応する冬用タイヤ(スタッドレスタイヤなど)の両方の特性を備える全天候型タイヤ。メリットとしては、突然の降雪へも対応可能(慌ててチェーンの装着をしなくても良い)夏用、タイヤ、冬用タイヤの保管場所が不要、シーズンごとのタイヤ交換が不要、などが挙げられる。
過酷な降雪・凍結に直面しないエリアに向いており、浅雪路や除雪路が多い欧米では標準タイヤとしても使用されている。
エヌブルー4シーズンは、ウエット性能(雨などで濡れている路面で、安全に止まり、スムーズに曲がることができる性能)はもちろん、浅雪・シャーベット路面の走行にも配慮したトレッドパターン(タイヤの溝)を採用することで、突然の降雪時にも対応できるオールシーズン性能を備えている。
タイヤサイズは、165/55R15 75T、発売時期は、2023年7月1日、165/70R14 85T XLは、2023年10月の発売を予定している。
既存サイズは、18インチ、225/40R18 92V XL、235/50R18 101V XL、17インチ、225/45R17 94V XL、215/45R17 91W XL、225/50R17 94V、205/50R17 93W XL、225/55R17 101V XL、215/55R17 98V XL、215/60R17 96H、225/65R17 102H、16インチ、205/55R16 91H、195/55R16 91H XL、215/60R16 95H、205/60R16 96H XL、215/65R16 98H、15インチ、185/55R15 82H、185/60R15 88H XL、195/65R15 91H、185/65R15 88H、175/65R15 84T、14インチ、185/65R14 86T、175/65R14 82T、165/65R14 79T、155/65R14 75T、175/70R14 84T、13インチ、155/70R13 75Tとなる。
製品特徴は、路面状況を問わずに快適なヨーロピアン・オールシーズンタイヤであり、V-Typeグループ(排水性能を改善するためにディレクショナルパターンを採用。耐アクアプレーニング性能と、シャーベット状の雪上性能のパフォーマンスを向上させている。)や、3Dサイプ(バランスの取れたブロック剛性により、スノートラクションとドライ路面で安定したグリップを発揮)、最適化された接地形状(均一な接地面が、あらゆる路面で安定したグリップを生み出す)、マルチシーズンサイプ(トレッドセンター部の3Dウィンターサイプとショルダー部のサマーサイプのコンビネーションにより、優れたスノートラクションとコーナリング性能および高いウェットグリップを発揮して、あらゆる天候下で高いパフォーマンスを提供)という点となる。
エヌブルー4シーズンには、泥道などのオフロードだけでなく雪道にも利用可能であることを表示する「M+Sマーク」に加えて、欧州の標準化企画設定機関であるASTMの公式試験で厳しい寒冷地でも十分な性能を発揮することを認証された「スノーフレークマーク」が刻印されている。
また、ヨーロッパ最大の自動車クラブの1つであるADAC(ドイツ自動車連盟)の実施したオールシーズンタイヤテストで1位を獲得している。
購入可能場所は、全国のカー用品量販店、自動車ディーラー、タイヤ専門店、通信販売、ガソリンスタンド、自動車修理工業などとなる。
1942年に創立したグローバルタイヤメーカーであるNEXEN TIRE Corporationと豊田通商による合弁会社である同社は、2016年11月に設立した。
NEXEN TIREは、最先端のフルオートメーション工場と厳密な品質管理を背景とした、高品質かつ経済的な製品。ポルシェをはじめ数多くの欧州高級車や日系車種に、標準装着用タイヤとして採用している。また、性能・品質の良さに加え、グッドデザイン賞などの最高権威のデザインアワードから高いデザイン性を評価されている。
同社は、「Smart Choice(スマートチョイス)」をキーワードに、日本での認知度向上と販売拡大を目指している。
2023年06月22日