住友ゴム工業は6月27日、モトクロス競技専用タイヤ、ダンロップ「ジオマックスMX34」を2023年7月1日から順次発売することを発表した。発売サイズはフロント6サイズ、リア11サイズで価格はオープン。
「ジオマックスMX34」は、国内外のレースで培ったダンロップの最新テクノロジーで開発した、マッド路面からミディアム路面まで、幅広い路面状況をワイドレンジにカバーするモトクロス競技専用タイヤ。新開発のトレッドパターンの採用により、マッド路面からソフト路面で要求される泥はけ性能と、ミディアム路面でのグリップ性能、加速時のトラクション性能をそれぞれ同社従来品から大幅に向上させるとともに、新カーカス材料の採用により、走行中に繰り返し加わる衝撃によるタイヤ剛性の低下を抑制し、優れた走行性能がスタートからゴールまで安定して持続する。
フロントタイヤはマッド~ソフト路面での走破性に必要不可欠な泥はけを良くするためにブロック配置を最適化。泥が詰まりやすいミドル~ショルダーエリアのブロック間隔を広げることで、泥はけ性能が向上した。
リアタイヤは、センターブロックを高く幅広にすることで、よりたくさんの土を引っ掻きトラクション性能が大幅アップ。ソフト~ミディアム路面までの幅広い路面レンジで加速性能が向上している。
ブロックのしなやかさから得られるスライドコントロール性と、エッジ効果の増大によるコーナーグリップ性を同時に向上させた2段ステップブロック形状の「PCBT」(プログレッシブ・コーナリング・ブロック・テクノロジー)を更に進化させた「PCBT ADVANCED」を採用。PCBTの回転方向のエッジ量を増やすことで、旋回中のグリップを向上させるとともに、PCBTの形状を貫通溝形状にすることにより、ブロックが路面に当たった時のブロック表面のしなり量を増やし、接地感を向上させた。
ジャンプ時の大きな衝撃の繰り返しによりタイヤ剛性が低下し、走行性能が悪化することを抑制する新カーカス材料を採用。優れた走行性能がスタートからゴールまで安定して持続する。
2023年06月28日