三井化学は7月4日、同社の関係会社である三井化学EMSが、本年7月1日に設立、営業を開始したことを発表した。
旭化成よりペリクル事業を引き継ぎ誕生した三井化学EMSは、液晶パネルの露光工程で使用するFPDペリクルのNo・1プレイヤーで、半導体露光工程に使用するDUVペリクルにおいても、先端領域で多く使われる液浸ArF向けを中心に、市場で高い評価を受けている。
一方、同社は、DUVペリクルの先端品市場におけるリーディングカンパニーとして、また、半導体業界の最先端技術であるEUV露光に用いられるEUVペリクルの事業化を果たしたトップランナーとして、ペリクル市場において高いプレゼンスを獲得してきた。
三井化学EMSの設立により、今後さらに同社グループのペリクル事業を発展させ、新製品の開発や最先端の技術向上を通じて、世界No・1の総合ペリクルメーカーを目指していく。
2023年07月05日