三菱ケミカルグループは7月6日、2023年7月21日受注分からフィルム製品について価格改定を実施すると発表した。製品名は二軸延伸ガスバリアナイロンフィルム「スーパーニール」、二軸延伸ナイロンフィルム「サントニール」、透明蒸着フィルム「テックバリア」ONY系は、1連当たり、プラス500円(15μm換算)の値上げ幅、透明蒸着フィルム「テックバリア」PET系は、1連当たり、プラス500円(12μm換算)の値上げ幅となる。
エネルギー費用の高騰や採算是正を目的とした原料価格の上昇に加えて、ユーティリティー費用、物流費、副資材費等の諸費用の上昇が継続しており事業環境は悪化している。
このような環境下、同社グループは継続的な合理化に鋭意努力してきたが、現在の価格体系では安定的な製品供給が困難と判断し、今般、価格改定を実施することとした。