デンカ、UNGCに署名 参加企業として登録

2023年07月12日

ゴムタイムス社

 デンカは7月11日、国際連合が提唱する「国連グローバル・コンパクト(UNGC)」に賛同を表明する署名を行い、2023年6月8日付で参加企業として登録されたと発表した。併せて、UNGCの日本のローカルネットワーク「グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン」に加入した。
 UNGCは、国連と民間(企業・団体)が手を結び、健全なグローバル社会の構築を目指す、世界最大のサステナビリティ・イニシアチブ。UNGCに署名する企業・団体は、UNGCが提唱する「人権」「労働」「環境」「腐敗防止」に関わる10原則を支持し、事業活動を通じてその実現に努力することが求められている。
 同社は、サステナビリティを巡る課題に対応する基本方針として「デンカグループESG基本方針」を掲げるとともに、2023年度よりスタートした経営計画「Mission2030」において、事業価値創造、人財価値創造、経営価値創造の3つの成長戦略を推進し、事業活動におけるサステナビリティの追求と経営基盤の強化に取り組んでいる。
 この度のUNGCへの署名により、持続可能な社会の実現に向けた企業姿勢を明確に表明するとともに、UNGCが提唱する10原則を、事業活動で実践していく。
 国連グローバル・コンパクトの10原則、人権では、企業は、原則1、国際的に宣言されている人権の保護を支持、尊重し、原則2、自らが人権侵害に加担しないよう確保すべきである。
 労働では、企業は、原則3、結社の自由と団体交渉の実効的な承認を支持し、原則4、あらゆる形態の強制労働の撤廃を支持し、原則5、児童労働の実効的な廃止を支持し、原則6、雇用と職業における差別の撤廃を支持すべきである。
 環境では、企業は、原則7、環境上の課題に対する予防原則的アプローチを支持し、原則8、環境に関するより大きな責任を率先して引き受け、原則9、環境に優しい技術の開発と普及を奨励すべきである。
 腐敗防止企業では、原則10、強要や贈収賄を含むあらゆる形態の腐敗の防止に取り組むべきである、としている。
 同社は、これからも、「化学の力で世界をよりよくするスペシャリストになる」というパーパスのもと、世界に誇れる化学で、人々の暮らしと社会に貢献し続ける。

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