日本ゼオンは7月18日、シングルセルトランスクリプトーム解析を活用したAI創薬技術を開発するナレッジパレットに投資したと発表した。
ナレッジパレット社は、世界最高精度のシングルセルトランスクリプトーム解析技術(Quartz-Seq2)を応用し、病気の原因となる細胞の状態を大規模データとして取得する。
その情報とAI技術を使って病気の発生原因を解明することで、効率よく新薬や治療法を開発し、難病克服への貢献を目指している。同社グループが化学メーカーとして国内外に保有する技術等のリソースを共有し、ナレッジパレット社の技術発展を加速させ、より多くの難病に対処できる創薬・再生医療プラットフォームの構築を支援する。
同社は、持続可能な社会への貢献と社会にとってなくてはならない製品・サービスの提供を目指し、今後も、重点4分野(「医療・ライフサイエンス」「CASE・MaaS」「情報通信(5G/6G)」「省エネルギー」)でスタートアップへ投資するとともに成長を支援し、「持続可能な地球」と「安心で快適な人々のくらし」に貢献していく。
ナレッジパレット社の事業内容は、創薬及び再生医療高品質化の研究開発、代表者は、福田雅和氏、團野宏樹氏、住所は、神奈川県川崎市川崎区殿町3-25-22となる。
2023年07月19日