東部ゴム商組は7月18日、都内の会場とWEBのハイブリッド形式で「プラスチックの基礎」をテーマに勉強会を開催した。第12弾目となる今回はニシヤマの営業技術部技術グループ高橋航也氏を講師役に迎え、組合企業の若手社員を中心に、会場51人、WEB280人が聴講した。講演会前に黒川和彦副理事長が「酷暑の折、多くの方々に参加していただき感謝している。ニシヤマさまには勉強会で御協力いただいている。今回も非常に内容の濃い勉強会となっているので、有意義な時間にしてほしい」と述べた。
高橋氏はプラスチックの成形方法、プラスチックの分類、プラスチックの性質などを項目ごとに説明した。プラスチックの成形方法では、「射出成形」を始め、ブロー成形について成形方法や製品例を詳述した。
プラスチックの分類では、汎用プラスチックとエンジニアプラスチック(エンプラ)の性質や用途例を紹介した。汎用プラスチックでは、結晶性と非結晶性の違い、エンプラでは5大汎用エンプラとスーパーエンプラの特長や用途を紹介した。
その他、熱可塑性エラストマーの説明では、スチレン系の熱可塑性エラストマー(TPS)を取りあげ、リサイクル性、ゴムに比べて軽い、硬度の幅が広いといった特徴を紹介した。休憩後、プラスチックの熱的性質、物理的性質、耐薬品性などについて説明した。
2023年07月20日