ブリヂストンは7月26日、同社のグループ会社であるブリヂストンタイヤソリューションジャパンが、日本全国へ展開を拡大している店舗ネットワーク「ビーセレクト」を活用し、高度化する輸送事業者のニーズに対応するためサブスクリプション型ソリューションサービス「トータルパッケージプラン(TPP)」のメニューを拡充・強化していくことを発表した。
昨今、「SDGsを踏まえた経営」「物流の2024年問題」への対応など、国内の輸送業界を取り巻く環境は大きく変化しており、従来の「安全運行」「経費削減」に加えて、「環境負荷低減」「業務効率化」のニーズが高まっている。そのような環境下、同社は「ビーセレクト」の国内展開を開始し、輸送業者の顧客向けに本年中に約400店、将来的には500店以上のネットワークへ拡大することを目指している。このネットワークを通じ現場で従来以上に顧客に寄り添うことで困り事を理解し、より最適なソリューションの提案や高品質なサービスを全国で提供する。さらに「ビーセレクト」から提供する価値を最大化するため「断トツ商品」とリトレッドサービス、メンテナンスなどのメニューを組み合わせ、一括で契約できるサブスクリプション型のソリューションサービス「TPP」を拡充・強化していく。
「TPP」はタイヤの売り切りではなく、タイヤの提案からメンテナンス・点検管理・予算管理などのタイヤマネジメント業務までを同社が担い、顧客の使用状況に合わせてタイヤを安全に、長く、上手く、効率的に使用いただくことを可能にするソリューションサービス。「TPP」による価値提供の最大化を図るためリアルとデジタルを組み合わせたメニューの拡充を行う。
既に2021年よりサービス開始しているタイヤ空気圧を遠隔モニタリングする「Tirematics」に加え、今回新たに位置情報管理サービス「B-catcher」の提供を開始する。また、「TPP」を広く活用できる従量課金プランも準備した。これらの拡充したメニューと従来からの、「リトレッドサービス」や安心・安全な運行を支える高品質な「タイヤメンテナンス」、「ブリヂストンサービスネットワーク(BSN)」を組み合わせることで、リアルとデジタルの両面から顧客の足元を支えていく。今後も環境変化に合わせ顧客のサステナブルな事業運営に貢献すべく、新たなメニュー開発や品質を向上していく。
2023年07月27日