小学生向けの食育授業開催 DICグループが世田谷で

2023年07月28日

ゴムタイムス社

 DICグループのDICライフテックは7月27日、チロルチョコ協力のもと、青色の食用色素を持つ食用藍藻類「スピルリナ」を題材とした小学生向けの食育授業を世田谷区立教育総合センターで7月21日に開催したと発表した。
 近年、日本では子どもたちの理科への興味・関心・学力の低下といった「子どもの理科離れ」によって、国内では将来の研究者や技術者が育たず、技術力の低下やモノづくりの基盤の弱体化につながっているのではと言われている。
 同社グループは、「彩りと快適を提供し、人と地球の未来をより良いものに – Color& Comfort–」という経営ビジョンのもと、色彩や化学の分野において文化・芸術、学術・教育の振興や発展に寄与する活動を継続的に行っている。
 この活動の一環として、同社は「食で子どもの探求心を育てよう」をコンセプトとした食育活動を地域の小学生を対象に10年以上継続して実施している。
 今年は、「お菓子の色のヒミツを探ろう!」をテーマにした体験型実験ワークショップを世田谷区立教育総合センターで開催、同区内に住む小学3~4年生の32名の子どもたちが参加した。
 同ワークショップでは、同社グループ社員が講師を務め、チロルチョコなどの身近にあるカラフルなお菓子を題材に原材料を調べるワークや、理科実験器具を使って食用藍藻類「スピルリナ」からスピルリナ青(フィコシアニン)の抽出実験などを行った。
 参加した子どもたちからは、「理科の実験がすごく楽しかった」、「緑色のスピルリナから青色が出ることに驚いた」といった感想が寄せられた。
 同食育活動を通じて、子どもたちが食物の食用色素や栄養に関する興味を広げ、日常生活の中で「食」について主体的に考えるきっかけ作りになること、「理科は楽しい」、「理科の勉強は身近な生活に密着している」と感じてもらえることを目指している。
 同社グループは、サステナビリティ活動の一環として、事業活動、文化・教育、地域・社会の領域において今後も継続的に社会貢献活動に取り組んでいく。

食育授業の様子

食育授業の様子

当日の様子

当日の様子

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