バルカーの２０２４年３月期第１四半期連結決算は、売上高が１５４億８９００万円で同８・６％増、営業利益が20億１００万円で同２・２％減、経常利益が21億１０００万円で同４・１％減、四半期純利益が13億８０００万円で同７・２％減となった。 シール製品事業の売上高は98億１４００万円で同２・４％増となったものの、セグメント利益は11億７２００万円で同32・４％減となった。一般産業機械などの機器市場向け販売が増加したことで増収となったが、先端産業市場向けの販売が減少したことなどで減益となった。
機能樹脂製品事業の売上高は48億９５００万円で同24・８％増、セグメント利益は８億３４００万円で同１５０・９％増となった。同事業は、高機能化学品の輸送用途などのプラント市場向けが大きく拡大し、さらには先端産業市場向け及び機器市場向けも順調な販売状況を示し増収増益となった。
シリコンウエハーリサイクル事業他の売上高は７億７８００万円で同２・６％増、セグメント損失は５００万円（前年同期はセグメント損失２０００万円）となった。新規事業分野を含むＨ＆Ｓ事業の販売が停滞したものの、主力事業が拡大し増収となった。
24年３月期の通期連結業績予想は前回公表から変更なく、売上高は６２０億円で前期比０・３％減、営業利益は75億円で同15・５％減、経常利益は75億円で同16・９％減、当期純利益は53億円で同21・４％減を見込んでいる。
