増販効果や合理化努力で大幅増益 豊田合成の4~6月期

2023年07月31日

ゴムタイムス社

 豊田合成の24年3月期第1四半期連結決算は、売上収益が2593億2600万円で前年同期比 23・8%増、営業利益は163億8600万円で同 421・4%増、四半期利益は116億1600万円で同 344・0%増となった。売上収益はグローバルで顧客の生産台数増加等により増収。利益は増販効果や合理化努力などによりいずれも増益となった。
 セグメント別では、日本の売上収益は1070億円で同23・7%増、セグメント利益は40億円(前年同期はセグメント損失13億円)となった。顧客の生産台数増加等により増収。利益は増販効果や合理化努力等により黒字転換した。
 米州の売上収益は959億円で同30・2%増、セグメント利益は77億円で同284・3%増となった。顧客の生産台数増加や円安による為替影響等により増収。増販効果や合理化努力等により大幅な増益となった。
 アジアの売上収益は687億円で同16・0%増、セグメント利益は49億円で同50・6%増となった。中国、アセアン、インド等の顧客の生産台数増加等により増収となったほか、増販効果などで増益となった。
 欧州・アフリカの売上収益は85億円で同27・7%増、セグメント損失は3億円(前年同期はセグメント損失6億円)となった。
 24年3月期通期の業績見通しは、前回発表から変更はなく、売上収益は 9200億円で前期比3・3%減、営業利益は400億円で同14・1%増、税引前利益は400億円で同13・2%増、当期利益は250億円で同56・2%増を予想している。

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