フコクの24年３月期第１四半期連結決算は、売上高が２１５億６００万円で前年同期比10・９％増、営業利益は６億６７００万円で同49・１％増、経常利益は８億２５００万円で同23・６％減、四半期純利益は３億８３００万円で同55・５％減となった。
セグメント別にみると、機能品事業の売上高は86億１２００万円で同９・１％増、セグメント利益は８億６００万円で同８・３％増。自動車メーカーの生産調整による操業度低下があったが、為替換算の影響により増収。セグメント利益は合理化効果や原材料価格等の上昇を売価に反映したことで増益となった。
防振事業の売上高は92億１１００万円で同14・０％増、セグメント利益は４億５９００万円で同64・８％増。東南アジアでの需要増加及び為替換算の影響により増収となった。セグメント利益は、合理化効果や金具鋼材費の上昇を売価に反映し増益となった。
金属加工事業の売上高は17億５３００万円で同11・２％増、セグメント損益は２５００万円の利益（前年同期は２００万円の損失）となった。建設機械向けの受注好調で増収となった。
ホース事業の売上高は13億６９００万円で同10・５％増、セグメント利益は３６００万円で同４・５％増となった。
産業機器事業の売上高は７億７１００万円で同２・８％増、セグメント利益は１億３６００万円で前年同期比18・７％増となった。
24年３月期通期業績予想は変更なく、売上高は８８０億円で前期比６・９％増、営業利益は39億円で同94・０％増、経常利益は40億円で同27・４％増、当期純利益は29億円で同35・８％増を見込んでいる。
