住友理工の24年3月期第1四半期決算は、売上高が1456億3700万円で前年同期比24・2%増、事業利益は65億500万円(前年同期は19億9200万円の事業損失)、営業利益は65億8600万円(前年同期は22億5400万円の営業損失)、四半期利益は38億300万円(前年同期は25億600万円の損失)となった。
事業セグメント別にみると、自動車用品の売上高は1313億円で同27・4%増、事業利益は58億円(前年同期は25億円の事業損失)となった。
一般産業用品の売上高は143億円で同0・8%増、事業利益は7億円で同31・7%増となった。
所在地別セグメントでは、日本の売上高は559億円で同24・2%増、事業利益は15億円(前年同期は7億円の事業損失)となった。
米州の売上高は429億円で同35・7%増、事業利益は15億円(前年同期は22億円の事業損失)となった。
アジアの売上高は462億円で同13・9%増、事業利益は39億円で同2・4倍となった。
欧州その他の売上高は172億円で同19・1%増、事業損失は5億円(前年同期は7億円の事業損失)となった。
なお、第1四半期の業績を踏まえて、24年3月期第2四半期連結業績予想と24年3月期通期連結業績予想を修正した。
第2四半期については、主要顧客の販売が当初の想定を上回る見込みであることに加え、円安の進行により海外子会社の売上高が邦貨換算で増加するため、売上高は前回発表予想を上回る見込みとなった。損益面については、顧客の増産に伴う増収、操業度の改善、および経費支出の抑制による収益の上振れなどにより、前回発表予想を上回る見込みとなった。
また、24 年3月期通期は第2四半期連結累計期間の売上、利益の変動や円安の進行による影響などを反映し修正した。
24年3月期通期業績予想については、売上高が5900億円(前回発表予想5600億円、増減率5・4%増)、事業利益が270億円(同200億円、同35・0%増)、営業利益が255億円(同191億円、同33・5%増)、当期利益が118億円(同68億円、同73・5%増)を見込んでいる。
2023年08月02日