三井化学は8月1日、シンガポールにある100%子会社Mitsui Elastomers Singapore(MELS)の高機能エラストマー「タフマー」新プラントの起工式を7月28日に執り行ったことを発表した。
タフマーは、樹脂の性質を飛躍的に向上させる樹脂改質材、軟質成形材料。柔軟で軽量な特徴を有しており、太陽電池関連部材、包装資材、エンジニアリングプラスチック改質材、スポーツシューズ、自動車用部品など幅広い分野で使用されている。新プラントの生産能力は12万トン(年)(既存設備生産能力22万5000トン、年)で24年度中に完工予定としている。
今後もタフマーの需要は世界経済の成長と共に堅調に推移し、循環経済実現へ向けたクリーンエネルギー導入の活発化を背景に更に増加することが見込まれている。これらのニーズに応えるタフマーの供給を通して変化をリードし、未来に貢献するグローバル・ソリューション・パートナーとして持続可能な社会を創造していく。
2023年08月02日