クロロプレン需要、国内外で低迷 東ソー、4~6月期決算説明会

2023年08月03日

ゴムタイムス社

 東ソーは8月3日、電話会議による決算説明会を開催し、坂田昌繫執行役員経営管理室長が24年3月期第1四半期決算の説明を行った。24年3月期第1四半期の売上高は2406億3800万円で前年同期比4・6%減、営業利益は136億500万円で同55・1%減、経常利益は222億3200万円で同49・0%減、四半期純利益は132億2800万円で同53・5%減となった。
 セグメントのうち、石油化学事業の売上高は497億円で同2・1%増、営業利益は29億円で同10・1%増となり、増収増益となった。営業利益はナフサなど原燃料価格下落に伴い在庫受払差が悪化した一方、ポリエチレン樹脂などの交易条件が改善したことにより増益となった。
 製品別にみると、クロロプレンゴム(CR)は、国内輸出ともに需要低迷で出荷は減少したが、円安進行や原材料価格高騰を背景に国内輸出ともに販売価格は上昇した。24年3月期通期のクロロプレンゴムの需要については

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