ポリプラスチックスは7月31日、エンプラのリーディングカンパニーとして、エンジニアリングプラスチック(エンプラ)循環化を目指す取り組み「DURACIRCLETM」を始動したと発表した。
同取り組みはエンプラの製造・販売という従来のビジネスモデルに捕らわれず、エンプラ100%循環化実現に貢献する、あらゆるサステナブルソリューションを対象にしている。
同社が長年培った材料技術や製造技術を用いて、高品質なメカニカルリサイクル材を供給する新事業「DURACIRCLETMリコンパウンディング・サービス」を2023年度中に開始する。
DURACIRCLETMリコンパウンディング・サービスは、従来のリサイクルとは一線を画す。高品質を求められるエンプラでは困難とされる「水平リサイクル」への適用を狙って「リコンパウンディング」と称した。なお原料は当面の間、製造履歴をトレースでき、かつ環境負荷物質が混入する懸念のないプレコンシューマー材を想定としている。
DURACIRCLETM は今後、日本国外への展開を図るとともに、より活用の難しいポストコンシューマーリサイクル(PCR)材の再生技術や、ケミカルリサイクル技術の開発、バイオマスを介した炭素循環、その他のあらゆるエンプラ循環ソリューションの開発を検討している。
2023年08月04日