オカモトの2024年3月期第1四半期連結決算は、売上高が252億800万円で前年同期比12・1%増、営業利益は22億9400万円で同26・5%増、経常利益は32億7400万円で同27・7%増、四半期純利益は27億4000万円で同68・5%増となった。
産業用製品の売上高は167億4600万円で同14・2%増、セグメント利益は4億9600万円で同67・9%増となった。一般用フイルムは市況鈍化し売上が減少。工業用フイルムは市場在庫の滞留が解消傾向にあり売上増となった。
自動車内装材は新型コロナウイルスの影響が残るなか、新モデルの受注拡大が寄与し売上増となった。フレキシブルコンテナは化学工業向けの需要が一時的に増加し売上は増加した。
生活用品の売上高は83億9100万円で同7・9%増、セグメント利益は22億6200万円で同15・1%増。コンドームは、訪日観光客の増加、また新製品の発売効果もあり、売上は堅調に推移した。また海外市場向けも引き続き堅調。手袋は家庭用は前年の大手得意先新規導入の反動で売上減となったが、産業用が販売回復し売上増となった。メディカル製品のうち滅菌器は、コロナ禍特需の反動により売上減となった。
24年3月期通期業績予想は前回公表からいずれも上方修正した。売上高は1015億円(前回発表予想1000億円、増減率1・5%増)、営業利益は79億5000万円(同70億円、同13・6%増)、経常利益は91億円(同80億円、同13・8%増)、当期純利益は61億円(同51億円、同19・6%増)を見込んでいる。
2023年08月04日