住友ゴム工業(株)は12月16日、本社にて「第3回CSR表彰式」を開催した。CSR表彰は、職場や個人が取り組んだCSR活動の成果を表彰することで、CSR活動への理解と関心を深め、活動を拡大することを目的として実施される。表彰対象は住友ゴムグループ各社・職場および全従業員で、表彰部門は「環境貢献部門」と「社会貢献部門」の2部門とし、それぞれの部門で「職場の部」と「個人の部」を設け、自薦他薦を問わないことで、広くグループ全体のCSR活動の掘り起こしを行った。
今回の「第3回CSR表彰」では、国内外グループ各社から29件の応募があり、中でも、地震や津波などの自然災害が多発した本年は、それらに関する案件と、生物多様性保全に関する案件が多数寄せる結果となった。その中から、活動の継続性や効果等、厳正な選考基準に基づき、下記の最優秀賞5件、優秀賞7件、奨励賞8件を決定。表彰式では、各部門の最優秀賞5件と優秀賞7件の表彰を行い、「職場の部」は職場代表者が、「個人の部」は受賞者が当社社長からの表彰を受け、加えて受賞者による事例発表が行なわれた。その後受賞者による座談会を実施。各職場・各人の取り組みについて受賞者間で情報共有や意見交換が行われた。
「第3回CSR表彰」受賞者
1.環境貢献部門
1-1 職場の部
最優秀賞
部署 : SRIスポーツ(株) 市島工場 総務課 緑化班
テーマ : 「国蝶オオムラサキの成育」
* エサとなるエノキを種から育成して4年越しで羽化を成功させた、生物多様性保全に関する難しい課題へのユニークな取り組みに対して
優秀賞(1)
部署 : 住友ゴム工業(株) 名古屋工場 総務課 ころもの泉プロジェクトチーム
テーマ : 「名古屋工場 ビオトープ『ころもの泉』造り」
* 100%従業員の手作りで大規模なビオトープを造成し、地域住民の憩いの場になっていることに対して
優秀賞(2)
部署 : (株)SRIウィズ
テーマ : 「本社 ビオトープ『草創の泉』造り」
* 従業員の手作りでビオトープを造成し、大学、行政と連携して、生物多様性に考慮しながら稀少種を成育していることに対して
2.社会貢献部門
2-1 職場の部
最優秀賞(1)
部署 : ダンロップタイヤ東北(株) タイヤランド宮古
テーマ : 「無償パンク修理で恩返し」
* 東日本大震災後、自発的に無償パンク修理を実施することにより、復旧の一助となり、地域に対し大きく貢献したことに対して
最優秀賞(2)
部署 : 住友ゴム工業(株) 宮崎工場
テーマ : 「新燃岳噴火による火山灰除去ボランティア」
* 新燃岳噴火による降灰が発生した際に、いち早くボランティアを申し出、工場を挙げて火山灰除去のボランティアを実施したことに対して
優秀賞(1)
部署 : 住友橡膠(常熟)有限公司
テーマ : 「孤児院訪問のボランティア活動」
* 社内で有志を募り、孤児院を訪問して子供たちとのレクリエーションや物資提供等のボランティアを継続的に実施したことに対して
優秀賞(2)
部署 : スミトモラバータイランド CSRチーム
テーマ : 「タイでのCSR活動の推進」
* 植樹活動、寺院、福祉施設、赤十字への貢献、地域の清掃活動、自然災害に際しての自発的募金活動等を積極的かつ継続的に実施していることに対して
優秀賞(3)
部署 : 住友ゴム工業(株) 白河工場
テーマ : 「白河工場 安全体感道場教育」
* 地域近隣企業等を対象に、現場で実際に機具を使用して安全教育を実施することで、安全意識向上に寄与したことに対して
2-2 個人の部
最優秀賞(1)
部署 : ダンロップタイヤ東北(株)
氏名 : 佐々木 満敏
テーマ : 「東日本大震災時での救出に伴う輪」
* 東日本大震災発生当時の危機的状況において、自らの危険を顧みず弱者(保育園児、保育士)の救助に尽力したことに対して
最優秀賞(2)
部署 : 住友ゴム工業(株) 宮崎工場
氏名 : 米満 克彦
テーマ : 「地域での火災発生時、幼児救出活動」
* 近隣での火災発生時、日ごろの火災訓練を活かして部屋に飛び込み、取り残された幼児を無事救出したことに対して
優秀賞(1)
部署 : ダンロップタイヤ東北(株)
氏名 : 大友 浩一
テーマ : 「地震後の近隣の人たちとの助け合い」
* 東日本大震災発生当時の危機的状況において、下校途中に歩道で泣いていた小学生数名を安全な場所に匿い、母親に引き合わせたことに対して
優秀賞(2)
部署 : SRIロジスティクス(株)
氏名 : 藤本 崇
テーマ : 「白河ボランティア連絡協議会での個人活動」
* ボランティア連絡協議会とのパイプ役として、社内でのボランティア活動推進に継続的に寄与したことに対して