UBEは8月8日、2023年10月8日に「第16回UBEクラシックコンサート」を開催することを決定したと発表した。
日本フィルハーモニー交響楽団によるコンサートは、同社が創業の地である山口県宇部市で長年にわたり社会貢献活動として開催してきたものであり、地域の音楽文化振興とともに音楽教育(学校教育)支援に重点をおいた活動として実施している。
具体的には宇部市、山陽小野田市と美祢市の近隣小中学生を同公演へ招待し、より多くの子どもたちにクラシック音楽に触れる機会を提供して、音楽教育を通じて成長を支援することを目指す。
これはSDGsの目標4「質の高い教育をみんなに」への貢献にもつながっている。
本年は、世界中のオーケストラと客演し、幅広い活躍で人気の高い指揮者の広上淳一氏と、最も活躍が期待されている若手ヴァイオリニストの一人である荒井里桜氏を招聘した。
広上氏は2020年、協奏曲による休憩なしでの1日2公演、客席を定数の1/4の250 席程度に絞るなど、新型コロナウィルス感染防止対策を徹底して開催した第13回の同コンサートでも指揮をした。今回は交響曲を含むプログラムで待望の再登壇となる。
荒井里桜氏はYouTubeを通じてヴァイオリンの魅力を親しみやすく発信するとともに、メディアにも多数出演している。
なお2008年にコンサートを開始して以来、入場料収入は全額、地域の音楽文化振興に活用している。本年も、宇部市内の中学校吹奏楽部への楽器寄贈等を実施する予定となる。
またコンサートと併せて、日本フィルハーモニー交響楽団による病院での「ふれあいコンサート」や中学校の吹奏楽部を対象とした「音楽クリニック」を実施している。
同社グループでは、持続可能な社会の実現に向けて「UBEグループサステナビリティ基本指針」を定め、役員・従業員の一人ひとりが貢献を目指すとともに、「成長」「環境」「社会」「経営(ガバナンス)」それぞれのマテリアリティ(重要課題)を特定し、その解決に積極的に取り組んでいる。
この考え方のもと、「UBEクラシックコンサート」を、音楽を通じて子どもたちを育む活動へと発展させ、これからも継続していく。
同社グループにおける「UBEクラシックコンサート」の位置づけは、同社の社会貢献活動において最も重要な取り組みの一つである、将来にわたり継続する文化振興事業である、子どもの音楽教育(学校教育)への支援事業である、SDGs の目標4「質の高い教育をみんなに」への貢献の一つである、となる。
同社は社会貢献活動として、創業の地である山口県宇部市に日本フィルハーモニー交響楽団を招致し、フルオーケストラによるクラシックコンサートを開催している。同社の創業者である渡邊祐策翁氏の功績を記念して建てられ、世界的に著名な音楽家による公演が行われてきた渡辺翁記念会館を会場に、2008年から毎年開催しており、本年で第16回を迎える。
また同コンサートは、同社の従業員が企画から当日運営まで行うオリジナルプログラムであることも特色の一つ。コロナ禍においても途切れることなく、「市民とともに、音楽とともに。」をキャッチフレーズに、地域の皆様に愛されるイベントとして育まれてきた。
第16回UBEクラシックコンサート開催概要の名称は、第16回UBEクラシックコンサート、次世代音楽文化振興事業 日本フィルハーモニー交響楽団 宇部公演、開催日時は、2023年10月8日 14時00 開演(13時10 開場)、会場は宇部市渡辺翁記念会館、公演内容は指揮者広上淳一氏、ソリスト、荒井里桜氏(ヴァイオリン)、曲目、ベートーヴェン/ロマンス第二番、クライスラー/愛の悲しみ、愛の喜び、美しきロスマリン、マスネ/タイスの瞑想曲、ベートーヴェン/交響曲第5番〈運命〉、招待は宇部市、山陽小野田市、美祢市の小中学生を対象に400名を無料招待、一般販売の入場料は5000円(税込み)となる。
その他同社の特例子会社であるリベルタス興産が、聴覚障害のある方を対象に、パイオニア株式会社様の「ボディソニック」(体感音響システム)を設置した座席への無料招待を実施する。
2023年08月09日