ニッタの24年3月期第1四半期連結決算は、売上高が217億2500万円で前年同期比3・3%増、営業利益は12億8000万円で同12・7%減、経常利益は30億3600万円で同10・9%減、四半期純利益は25億200万円で同8・4%減となった。
セグメント別では、ベルト・ゴム製品の売上高は73億700万円で同4・7%増、セグメント利益は7億9400万円で同16・5%減。ベルト製品では、物流業界向けの国内は堅調、海外は低調だった。紙工業界向けは堅調だった。ゴム化成品は電子部品業界向け低調、リネン業界向けのRFID製品は好調に推移した。
ホース・チューブ製品事業の売上高は78億2100万円で同1・3%減、セグメント利益は6100万円で同75・7%減となった。一般産業向けでは、半導体製造装置向けは低調。建設機械向けは中国を除き堅調に推移した。オート向けは半導体不足が解消に向かうなかで回復傾向で推移した。メカトロ製品は中国のEV車製造ライン向けが低調となった。
化工品事業の売上高は28億7800万円で同7・2%増、セグメント利益は1億6300万円(前年同期は600万円の損失)となった。ゴム製品は鉄道業界向けが堅調、エラストマー製品はOA機器向けがやや回復した。
その他産業用製品事業の売上高は26億8600万円で同12・6%増、セグメント利益は1億300万円で同245・3%増となった。
24年3月期通期業益予想は直近から変更はなく、売上高は890億円で前期比1・1%増、営業利益は50億円で同0・2%増、経常利益は120億円で同7・0%減、当期純利益は100億円で同7・9%減を見込んでいる。
2023年08月09日