売上高は11・1%減 ランクセスの第2四半期業績

2023年08月17日

ゴムタイムス社

 ランクセスは8月10日、23年度第2四半期の業績を発表した。第2四半期は、多くの顧客産業における世界的な需要の低迷により、売上高は前年同期比11・1%減の17億7800万ユーロで前年同期19億9900万ユーロ、特別項目を除いたEBITDAは1億700万ユーロで同57・7%となった。
 23年度通期の特別項目を除くEBITDAは、6億ユーロから6億5000万ユーロの間になると見込んでいる。
 マイナスの収益の要因は、多くの顧客産業で需要の低迷が続いていること、顧客の在庫削減が続いていること、販売価格の低下など。世界最大の化学品市場である中国においても需要喚起が実現されなかった。売上高が増加したのはコンシューマープロテクション部門のみで、2022年7月初めにIFF社から買収したマイクロビアルコントロール事業がプラスに貢献している。
 グループの特別項目を除いたEBITDAマージンは、前年同期を下回る6・0%(同12・7%)。第2四半期の継続事業の純利益はマイナス1億4500万ユーロと、前年同期の4800万ユーロから減少した。

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