射出成形機低調で減収減益 日精樹脂工業の4~6月期

2023年08月18日

ゴムタイムス社

 日精樹脂工業の24年3月期第1四半期連結決算は、売上高が105億200万円で前年同期比12・9%減、営業利益は4億8400万円で同44・2%減、経常利益は5億9400万円で同47・0%減、四半期純利益は4億9600万円で同38・7%減となった。製品別の売上高は、射出成形機売上高が74億9000万円で同19・9%減、周辺機器売上高が6億3200万円で同35・6%増、営業部品の売上高が19億3900万円で同8・7%増、金型等の売上高が4億4000万円で同3・2%減となった。
 セグメント別では、日本の売上高(外部売上高)は32億2200万円で同15・5%減、セグメント利益は4億100万円で同61・1%減となった。射出成形機の需要が低調だったことなどから減収減益となった。
 欧米地域の売上高(同)は54億9800万円で同2・3%減、セグメント利益は1億400万円で同47・4%減。原材料価格の高騰および欧州での射出成形機の需要が低調だったことなどから減収減益となった。
 アジア地域の売上高(同)は17億8100万円で同32・1%減、セグメント利益は5100万円で同1・3%増となった。自動車関連では、EV関連の引き合いが増加しているが、全体として需要が低調だったことなどから、減収増益となった。
 24年3月期の通期予想は、売上高は460億円で前期比11・9%減、営業利益は12億円で同55・3%減、経常利益は13億円で同46・5%減、当期純利益が9億円で同51・0%減を見込んでいる。

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