エボニックインダストリーズの23年度第2四半期の調整後EBITDAは4・5億ユーロで、第1四半期(4・09億ユーロ)からわずかに改善した。収益は厳格なコスト削減策によって支えられたが、前年同期と比較すると、調整後EBITDAは38%減少した。
景気後退により、第2四半期のグループ売上高は38・9億ユーロで同19%減となった。販売量は9%減少し、販売価格は5%下落した。
事業部門ごとの業績をみると、スペシャルティアディティブスの売上高は9・06億ユーロで同19%減となった。一方、販売価格は、原材料費やエネルギーコストの上昇が転嫁し、若干上昇した。前年の数値には22年末に売却したTAA誘導体事業の売上高も含まれる。
パフォーマンスマテリアルズの売上高は6・94億ユーロで同27%減となった。C4チェーンの製品は、大幅な価格軟化により販売量が減少した。高吸水性樹脂は、欧州での需要減により減収となった。調整後EBITDAは68%減の4500万ユーロに減少した。
2023年08月21日