横浜ゴムは8月28日、岡山国際サーキット(岡山県)で10月7日~8日に開催されるドリフト競技大会「FORMULA DRIFT JAPAN(FDJ)」の第6戦に参戦する2022年FIA世界ラリー選手権(WRC)王者のカッレ・ロバンペラ選手に、グローバルフラッグシップブランド「アドバン」のタイヤおよびホイールを供給することを発表した。同社のサポートは今年4月の第2戦に続き2回目で、第2戦では優勝を果たしている。ロバンペラ選手は今回も「KR69 CUSCO Racing」から「Red Bull GR COROLLA」で参戦する。同社は「アドバン」45周年となる本年は「アドバン」最大化への挑戦「アドバン チャレンジ」のテーマの下、モータースポーツを通じた「アドバン」の優れた性能とブランド力の訴求を強化している。
ロバンペラ選手はフィンランド人のラリードライバー。2020年からフル参戦を開始したWRCでは2021年にシーズン2勝でドライバーズ選手権4位にランクインすると、翌2022年には史上最年少記録となる22歳でドライバーズチャンピオンを獲得。2023年も第9戦終了時点で単独首位に立つなど快進撃を続けている。8歳までにドリフト走行をマスターするなどドリフト競技への造詣も深く、ドリフトマスターズ・ヨーロッパ選手権にもスポット参戦している。FDJには第2戦で初参戦し、予選を1位通過すると決勝トーナメントも圧倒的な強さで優勝した。
同社が供給するタイヤは第2戦と同様、ドライグリップ、コントロール性、耐摩耗性能を高次元でバランスした最強のストリートスポーツタイヤ「アドバン・ネオバAD09」。ホイールはスポーツ系アルミホイール「アドバン・レーシングGTビヨンド」を供給する。高度なテクニックが求められるドリフト競技において、若き天才ドライバーとして世界中から注目を集めるロバンペラ選手を足元から支える。
「FDJ」は米国の「FORMULA DRIFT」のインターナショナルシリーズ。日本発祥のモータースポーツであるドリフト走行により競われ人気を博している「FORMULA DRIFT」を逆輸入するかたちで、2014年から開催されている。
同社は2021年度から2023年度までの中期経営計画「ヨコハマ・トランスフォーメーション2023(YX2023)」のタイヤ消費財事業において高付加価値商品の主力である「アドバン」、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「ジオランダー」、そして「ウィンタータイヤ」の販売構成比率最大化を掲げている。その中で、モータースポーツ活動を技術開発および「アドバン」「ジオランダー」ブランド強化の場と位置付け、トップカテゴリーからグラスルーツカテゴリーまで国内外の多岐にわたるモータースポーツ競技に参戦している。
2023年08月30日