ＴＯＹＯ ＴＩＲＥは８月28日、マレーシアのタイヤ工場「ＴＯＹＯ ＴＹＲＥ ＭＡＬＡＹＳＩＡ ＳＤＮ ＢＨＤ（ＴＴＭ）」に設備容量14・０ＭＷのメガソーラー（大規模太陽光発電）システムを導入することを発表した。
今回、ＴＴＭではＣＯ２排出量の削減を進めるため、工場棟の屋上９６０００平米のスペースにマレーシア・ペラ州最大となるメガソーラーシステムを設置する。
工事の前半が無事に完了したことを受け、同日、ペラ州のサーラニ・ビン・モハマド知事をはじめ、行政関係者や地元関係者、取引先などが出席のもと、記念セレモニーを開催した。
本システムは今年12月の完全稼働を予定しており、年間発電電力量は想定約１９０００ＭＷｈ、１年間に約１２０００トンものＣＯ２を削減できる見込み。
ＴＴＭは２０１３年５月に操業を開始した。高い生産性を備え、ユニフォーミティーに優れた高性能タイヤを東南アジアのみならず北米や欧州、日本などにも供給するグローバルハブとして機能を果たしている。ＴＴＭでは太陽光発電のほか、製造プロセスの省エネルギー化にも取り組み、事業活動における脱炭素化を進めていく。
同社は「ＴＯＹＯ ＴＩＲＥグループのサステナビリティ経営方針」のもと、２０５０年カーボンニュートラルの実現をめざし、２０３０年までにＳｃｏｐｅ１＋２におけるＣＯ２排出量を46％削減（２０１９年比）する目標を掲げている。事業経営の基軸にサステナビリティ、ＥＳＧを組み込み、創出した経済価値、環境価値、社会価値を社会へ往還させることで、同社グループの存在意義を追求していく。
TTMメガソーラーシステム
テープカットの様子
