ミドリ安全は9月1日、新素材「METALQ」を使用した耐切創性作業用手袋「カットガードMETALQ」シリーズに、新たに保護力を強化した「カットガード210MQ 4分の3コーティング」を追加し、2023年9月1日より販売を開始したと発表した。
「カットガードMETALQ」シリーズは、高強度と高耐久性を兼ね備えた耐切創性作業用手袋。耐切創性手袋は従来、カット耐性を向上させるために、高強度ポリエチレンを基にしガラス繊維やステンレス繊維を加えて製造するケースが一般的だった。「カットガードMETALQ」シリーズでは、新素材の高機能ポリエチレン繊維「METALQ」を使用することで、極薄・超軽量ながらカットレベルCの高い耐切創性を実現した。
2022年9月以降、「カットガード210MQ」「カットガード182MQ」「カットガード180MQロング」の3タイプを販売し、元々耐切創性手袋の使用頻度の高かった鉄鋼業やガラス素材メーカーを中心に、その他多くの業界からも幅広く評価を得た。
特に「カットガード210MQ」は、耐切創性手袋では業界初となる21ゲージを採用した極薄手作業用手袋で、通気性のあるコーティング「エアーフィニッシュ」や、タッチパネル操作可能である点も大変好評を得ている。
今回ユーザーの要望を取り入れ、「カットガード210MQ」のニトリルコーティングを手の甲・指先部分まで拡大し、全体の4分の3をコーティングした新しいモデル「カットガード210MQ 4分の3コーティング」を新発売した。今回の改良により、作業性と保護力がさらに向上し、ユーザーの安全性や業務効率の向上が期待できる。
超軽量・高強度・高耐久性を兼ね備えた「カットガードMETALQ」シリーズの拡大と改良は、従来耐切創性手袋を利用していなかった業界や作業現場でも、安全と作業効率をより高めることが可能となる。
同社では、鉄鋼業やガラス素材メーカー以外の業界でも耐切創性手袋の利用ニーズがあると考えており、今後これらの業界にも積極的にアプローチし、耐切創性手袋の普及を図っていく。
特長は、カットレベルX・C、超軽量、極薄手21ゲージ、タッチパネル対応という点となる。
サイズは、S/M/L/LL、標準価格は、1310円/双(税別)、素材は、手袋、ポリエチレン(METALQ)・ポリウレタン・ポリエステル・ナイロン・天然ゴム、すべり止め、ニトリルゴム、親指股補強付き、欧州規格は、EN388、2016=X・Cとなる。