ブリヂストンがタイヤ供給継続 全日本ロードレース選手権やST600

2023年09月06日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは9月1日、日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)主催の全日本ロードレース選手権及び地方選手権のST600クラス(ST600)におけるワンメイクでのタイヤ供給を2026年シーズンまで継続することを決定したと発表した。
 全日本ロードレース選手権は、国内最高峰のオートバイ・ロードレースシリーズ。同該クラスで使用する車両は市販用バイクをベースとし、改造範囲が制限されていることから、公道を走行する状態に近いマシンで競われることが特徴となる。
 タイヤがワンメイク制となった2015年から、同社の二輪用プレミアムタイヤブランドである「BATTLAX」が指定タイヤに選定され、タイヤ供給を行っている。
 同社は、60年間のモータースポーツ活動の根底にある極限の技術力と、シリーズ誕生から40周年を迎える「BATTLAX」の「断トツ」の性能を通じて、チーム・パートナーの方々と共にモータースポーツ活動を支えていく。
 期間は、2024年~2026年の3年間(2015年より12年間タイヤ供給を継続)、対象レースは、全日本選手権ST600、地方選手権ST600、鈴鹿4時間耐久レース、クラス名称は、ST600 Supported by BRIDGESTONE、指定タイヤは、ドライ用タイヤの商品名、BATTLAX RACING R11(NHS)、フロントサイズが、120/600R17、リアサイズが180/640R17、ウェット用タイヤの商品名、RACING BATTLAX W01、フロントサイズが120/600R17、リアサイズが190/650R17となる。
 二輪車用プレミアムタイヤブランド「BATTLAX」の「断トツ商品」とサステナブルなグローバルモータースポーツ活動を通じ、安心・安全で楽しいモーターサイクル文化やモータースポーツ文化の発展に貢献していくことで、企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」で掲げる「Emotion心動かすモビリティ体験を支えること」にコミットし、10年後、20年後にも「走るわくわく」を提供しつづけていく。
 日本モーターサイクルスポーツ協会会長の鈴木哲夫氏は、「MFJは、2015年からレースのイコールコンディションと参加者のタイヤ購入コスト削減を主な目的に「ワンメイクタイヤ制度」を導入してから、今シーズンを含め9年間、ブリヂストンにST600クラスの足もとを支えていただき、最適な性能と信頼性の高いタイヤを供給いただくことでロードレースの普及振興に多大なる貢献をいただいている。2024年からの3年間ST600オフィシャルタイヤサプライヤーとして契約いただくことを大変喜ばしく思う。」とコメントしている。
 同社、モータースポーツ部門長の内田達也氏は、「ブリヂストンは2015年よりST600クラスのオフィシャルタイヤサプライヤーとして、将来のロードレース界を担い世界を目指す若手ライダーや経験豊富なベテランライダーが切磋琢磨する当クラスをサポートしてきた。幅広いコンディションをカバーできる高性能タイヤの開発を続け、安心・安全な高品質のタイヤを供給することで、日々レベルの上がっていくST600クラスそして日本ロードレース界とモータースポーツ文化の発展を支えていく。」とコメントしている。

エスティー600オフィシャルタイヤ

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