住友ゴム工業は９月５日、米国・クローフォーズビルで８月26日に最終戦を迎えた全米選手権のひとつ「２０２３ ＡＭＡプロモトクロス」で、ダンロップブランドのタイヤを供給するライダーが、全ての階級（「４５０クラス」「２５０クラス」）でシリーズチャンピオンを獲得し、14年連続で全階級を制覇したことを発表した。
４５０クラスでは、「Ｔｅａｍ Ｈｏｎｄａ ＨＲＣ」のジェット・ローレンス選手がルーキーシーズンながら全11戦22レースで優勝し、11度の総合優勝を成し遂げ、他を寄せ付けない圧倒的な走りでチャンピオンに輝いた。
２５０クラスではジェット・ローレンス選手の兄である「Ｔｅａｍ Ｈｏｎｄａ ＨＲＣ」のハンター・ローレンス選手が全11戦中７度の総合優勝を果たし、チャンピオンを獲得した。両選手ともＡＭＡスーパークロスでのタイトルと併せて２冠達成となった。
ＡＭＡプロモトクロスは全米選手権のひとつで、自然の土や地形を活用したロングコースで争う、世界中にファンを持つオフロードレース。周回毎に路面コンディションが変化する中で、ジャンプやフープス、長いストレート等、起伏に富んだコースでの戦いにおいて、タイヤにはトラクション・制動力・コーナリング力など、高い性能が求められる。14年連続全階級制覇に加えて、ダンロップライダーがシーズンを通して全階級で表彰台を独占したことで、ダンロップのオフロードレース用タイヤであるジオマックスシリーズの高い総合性能が証明された。
今シーズンからはソフト路面用モトクロスタイヤ「ジオマックスＭＸ34」を投入し、４５０クラスでチャンピオンを獲得したジェット・ローレンス選手を始め、多くの選手が当該タイヤを選択し、幅広い路面適応性と高いトラクション性能で好成績に貢献した。
同社は今後も高性能タイヤを世界中のライダーに提案し、さまざまなライディングシーンを足元から支えていく。
表彰式の様子
