積水化学工業は９月８日、同社関係会社の徳山積水工業およびヴァンテックと共同で、信越ポリマーの塩ビ管および塩ビ継手製造販売事業（管材事業）を譲り受けることを決定したと発表した。なお、本件については、公正取引委員会より８月25日付で「排除措置命令を行わない旨の通知書」を受領し、承認を受けている。
事業譲受予定日は２０２３年11月１日で、事業譲受内容は信越ポリマー管材事業に関する人員・資産および取引契約。販売については、信越ポリマー管材事業の顧客との取引は、ヴァンテックが承継予定（信越ポリマー製品は在庫なくなり次第、ヴァンテック製品へ変更予定）。生産については、信越ポリマー南陽工場は、徳山積水の事業所として編入予定。物流については同社グループ物流網と連動。譲受後は同社環境・ライフラインカンパニー管材事業部門と一体化し、さらなる事業体質強化に努めていく。
また、業績への影響については２０２３年７月28日公表の業績予想値に変更はないとしている。
