ブリヂストンは9月8日、持続可能な製品の国際的な認証の一つであるISCC PLUS認証を国内の4つのタイヤ工場(久留米工場、鳥栖工場、栃木工場、彦根工場)にて取得したことを発表した。日本国内のタイヤ工場におけるISCC PLUS認証の取得は同社が初めてとなる。
ISCC PLUS認証は、バイオマスなど再生可能資源由来の原材料や再生資源由来の原材料が製品製造を含むサプライチェーン上で適切に管理されていることを担保する制度。取得工場においては今後、マスバランス方式にて認証製品の取り扱いが可能となる。同社グループ全体では、今回の4つの工場を含め国内外の12の拠点において既に認証を取得している。
同社は「2050年 サステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供している会社へ」をビジョンとし、商品を「創って売る」「使う」、原材料に「戻す」というバリューチェーン全体でのカーボンニュートラル化・サーキュラーエコノミー実現に向けた取り組みと、ビジネスとを連動させる、独自のサステナビリティビジネスモデルの確立を進めている。2050年を見据えた環境長期目標として100%サステナブルマテリアル化を掲げ、製品における再生資源および再生可能資源由来の原材料比率(MCN-Material Circularity Number)の向上を進めている。本認証取得により、製品への再生資源および再生可能資源の活用をさらに進めていく。
同社は今後も、バリューチェーン全体でのサーキュラーエコノミーの実現・資源生産性向上に向けた取り組みを加速させ、企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」で掲げる「Ecology:持続可能なタイヤとソリューションの普及を通じ、より良い地球環境を将来世代に引き継ぐこと」、「Energy:カーボンニュートラルなモビリティ社会の実現を支えること」にコミットしていく。
2023年09月11日