三井化学、バイオマスPPが採用 リユース容器シェアサービス

2023年09月12日

ゴムタイムス社

 三井化学は9月11日、温暖化問題の解決に向けた社会のバイオマス化を進める取り組みとして、BePLAYERブランドのもとバイオマスナフサによる誘導品(バイオマス化学品、バイオマスプラスチック)の展開を拡大しており、今回、カマンが展開する飲食店からのテイクアウトごみ削減のためのリユース容器シェアリングサービス「Megloo(メグルー)」の専用容器に、プライムポリマーが製造販売するマスバランス方式のバイオマスPP(ポリプロピレン)「Prasus」が採用されたことを発表した。
 なお、同社は、廃棄プラスチックを無くすことを目指す国際アライアンスAEPW(Alliance to End Plastic Waste)を通してカマンのMeglooサービスを支援している。
 リユース容器シェアリングサービス「Megloo」は、地域共通のリユース容器をシェアすることで、テイクアウト時に感じる罪悪感の払拭、使い捨て容器の削減を目指すシェアリングサービス。スマホで簡単に操作するだけで利用でき、使用した容器は地域の返却ボックスに返却できる。東京都や横浜市が行うビジネス推進支援事業などにも採択され、地方自治体、各地域の飲食店、F1やサッカー、夏フェスなどの大型イベント、複合商業施設やキッチンカーでの採用が広がっている。AEPWが2022年に行ったスタートアップ企業の支援事業にも選抜されている。

メグルー専用容器

メグルー専用容器

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