SABICは9月12日、同社の革新的ソリューションが評価され、科学とイノベーションにおいて国際的に権威のある2023R&D100Awardを2部門で受賞したと発表した。
このたびの受賞は、世界各地のユーザーが魅力的なソリューションを開発できるよう、さまざまな産業界における技術とイノベーションに継続的な投資を続ける同社の取り組みを示すものとなる。
米国R&D World Magazine社が主催する同賞の機械/材料カテゴリーにおいて、同社の優れた耐トラッキング性(PLC 0)をもつ新しい樹脂製品LNP ELCRESが受賞した。
さらに、プロフェッショナル・カテゴリーにおいて、同社のテクノロジー&イノベーション部門でエグゼクティブ・バイス・プレジデントを務めるBob Maughonが「R&D サステナビリティ・イノベーター・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。
機械/材料カテゴリーで受賞したLNP ELCRES樹脂はポリカーボネートをベースとしたコポリマー製品であり、厳格な性能と規制要件が求められる1・5Kvソーラー・システムのPVコネクターに適している。この高機能性樹脂は費用対効果が高く、ガラス繊維強化ナイロン、ポリフェニレンエーテル、標準ポリカーボネートといった競合材料に比べ優れた性能を発揮する。
1963年に創設したR&D100Awardは、販売やライセンス供与が可能で、技術的に重要な新商品、新技術、新素材を表彰するものとなる。過去の受賞者には、フォーチュン500企業、連邦政府出資の研究機関、ならびに大学や政府の研究所が含まれている。
2023年09月13日