ハイケムは9月16日、10月4日~6日に幕張メッセで開催される、サステナブルマテリアル展に出展すると発表した。
今回の出展では、樹脂(ポリマー)だけでなく、CO2排出量の削減や化石資源消費量の削減に貢献する、植物由来の原料を使用したバイオマスモノマーやバイオマスポリオール、世界的に需要が拡大するカプロラクトン関連製品なども展示する
日時は、2023年10月4日~6日、会場は、幕張メッセ4-5ホール 小間番号、27-38となる。
ブースの見どころは、同社が販売代理権を獲得した、世界的な需要の拡大を見込む、ε-カプロラクトン(イプシロン-カプロラクトン)とその誘導体である生分解性プラスチック PCL(ポリカプロラクトン)や PCLポリオール(ポリカプロラクトン・ポリオール)の展示。中国のサプライヤー副総経理がセミナーを主催する。
その他、同社が取り扱う、植物由来原料のバイオマスモノマー、バイオマスポリオール、バイオナイロンなどを紹介する。生分解性プラスチックでは、ポリ乳酸(PLA)や海洋分解性樹脂のPHAなども展示し、自社製品である水系のセラミックスバインダー「セランダー」も登場する。
同社は、ε-カプロラクトン(イプシロン-カプロラクトン)のサプライヤーである湖南聚仁化工新材料と日本国内における販売代理契約を締結している。電子材料からライフサイエンスまで幅広い産業分野に応用されるこのモノマーは、その誘導体である、生分解性プラスチックのPCL(ポリカプロラクトン)やPCLポリオール(ポリカプロラクトン・ポリオール)と共に世界的な需要の拡大が見込まれている。
セミナーのタイトルは、カプロラクトン関連製品の機能性材料領域における研究及びその応用、楊華仁氏(湖南聚仁化工新材料「JUREN 」副総経理)により、10月4日13時30~14時15にて開催される。
同社では、植物由来原料を使用し、CO2排出量の削減や化石資源消費量の削減に貢献する、バイオマス由来の化学品原料、中間原料を多数取り扱っている。今回の展示会では、生分解性プスチックやバイオプラスチックの原料として人気が高まる「バイオマスモノマー」や、ファッション製品やカーシートなどにも使われるポリウレタンのグリーン化にも貢献する、PLAジオール(ポリ乳酸ジオール)、ポリプロピレンカーボネートジオールなどの「バイオマスポリオール」、「バイオナイロン」なども展示予定となる。
同社では、2020年より、ポリ乳酸(PLA)の世界最大のサプライヤー安徽豊原福泰来聚乳酸と事業戦略パートナーシップ契約を締結し、生分解性プラスチックの日本市場開拓を積極的に行ってきた。今回の展示会では主力のポリ乳酸(PLA)を始め、海洋での生分解性を有するポリヒドロキシアルカノエート(PHA)の展示なども行う。
出展製品は、カプロラクトン関連製品では、ε-カプロラクトン(イプシロン-カプロラクトン)、ポリカプロラクトン(PCL)、ポリカプロラクトンポリオール、ポリカプロラクトンポリオール変性品となる。
バイオマスモノマーでは、バイオ1、3-プロパンジオール、バイオコハク酸&バイオ1、4-ブタンジオール、1、5-ペンタンジアミン/ 1、5-ペンタメチレンジイソシアネート、ラクチド(L、D、メソ3種類を網羅)、フランジカルボン酸、ピロンジカルボン酸(PDC)となる。
バイオマスポリオールでは、ポリ乳酸ジオール、ポリプロピレンカーボネートジオール(PPCD)となる。
生分解性プラスチックでは、ポリ乳酸(PLA)、高分子量PLA、ポリヒドロキシアルカノエート(PHA)となる。
その他に、バイオナイロン、リサイクル PET(海外品)、セラミックバインダー セランダー、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、エチルセルロースを出展する。
2023年09月20日